今年度の
活動

第1回『古典の日』フォーラム 美しき愛知が開催されます。

2023/12/13

古典の日宣言16年目をむかえ 第1回 古典の日 フォーラム 美しき愛知が開催されます。

平安時代の中頃、寛弘5年、紫式部により『源氏物語』が生まれました。
それから遥か千年後の2008年11月1日、源氏物語千年紀を契機に、
「古典の日に関する法律」が制定され、11月1日は国の定める記念日「古典の日」となりました。
古典とは何なのでしょうか?
「時とところを超えた人間の叡智の結晶」である古典は『源氏物語』や『枕草子』だけではありません。
日本の各地に伝統芸能、伝統音楽、伝統工芸、祭礼、絵画、お茶やお華などの生活文化等、
数百年語り継がれた誇るべき伝統文化・古典が存在します。
皆さん、私たちのふるさと愛知の各地で、
日本人のこころの原点を形作ってきた優れた伝統文化・古典を再発見してみませんか。
それは「古典をいだき、古典に抱かれた」心安らぐ心の旅路となることでしょう。

日時

令和6年 1月28日(日)
午後1時 開演(30分前開場)

会場

名古屋能楽堂(名古屋城正門前)
・地下鉄鶴舞線「浅間町」下車 
 1番出口より東へ徒歩10分
・地下鉄名城線「名古屋城」(旧「市役所」)下車
 7番出口より西へ徒歩12分
・市バス「名古屋城正門前」下車すぐ
 (栄13号系統、栄27号系統、西巡回系統)
・なごや観光ルートバスメーグル
 「名古屋城」下車すぐ

チケット料金

一般 自由席 2000円 / 指定席 3000円
大学生・その他学生 自由席 1000円
但し、小中高校生 招待(無料 / 要予約)

チケットのご予約・お申し込み

◆メールでのお申し込み

・お名前
・ご住所
・座席の種類
指定席(正面1-5列) / 自由席 / 学生席(小中高校生は無料)
・枚数
をご記入の上、メールをお送りください。
※チケット代に別途送料500円がかかります。

◆カンフェティ(セブンイレブン引き換え)

電話受付 0120-240-540
(受付時間 平日 10:00-18:00)

◆芸文プレイガイド

(直通)052-972-0430
(芸文代表)052-971-5511

◆栄プレチケ92
052-953-0777

◆名古屋能楽堂
052-231-0088

◆名古屋市文化振興事業団チケットガイド
052-249-9387
(平日9:00~17:00)

内容

◆式典
筝曲と「古典の日」宣言
演奏 / 『宇宙の詩』 愛知県立江南高等学校 筝曲部
宣言 / 中西美友(南山高等学校女子部)


知っていますか「古典の日」
山本壯太(古典の日推進委員会アドバイザー)

源氏物語に恋して 午後2時10分(休憩10分含む)

・お話「世界の中の源氏物語」 / 高橋亨(名古屋大学名誉教授)

・バイオリンと朗読と舞踊 『桐壺』
バイオリン 高橋妙子
朗読 むすめかぶき 金城学院高等学校
舞踊『桐壺』 花柳京平 市川櫻香


・能『野宮』
シテ(六条御息所)梅若紀佳
地謡 久田勘鷗 他 


◆特別講演
・「古のこころ」青山俊董(大本山總持寺西堂・愛知尼僧堂堂長)
司会 高井 一

午後4時終演予定

出演者プロフィール

特別講演 「古のこころ」 青山俊董

1933年(昭和8年)愛知県一宮市に生まれる。5歳で無量寺(長野県塩尻市)に入門。15歳で得度し、愛知専門尼僧堂で修行するかたわら定時高校に通う。尼僧堂の課程修了および高校卒業とともに駒澤大学仏教学部へ進学、駒澤大学大学院修了後、愛知専門尼僧堂の講師となる。42歳で無量寺住職、43歳で愛知専門尼僧堂の堂長に就任し現在に至る。2006年(平成18年)仏教伝道文化賞功労賞を受賞する。2009年(平成21年)尼僧としてはじめて曹洞宗大教師に補任される。2022年(令和4年)曹洞宗大本山総持寺の西堂に就任する。執筆や講演活動の他、茶道や華道の教授として禅文化の普及・継承に務める。

バイオリン 高橋妙子

武蔵野音楽大学、大学院修士課程修了、東京芸術大学研究生終了。アメリカ・インディアナ大学音楽学部において客員研究員として在籍し研鑽を積む。東京ゾリステンを経て名古屋フィルハーモニー交響楽団で活動し、2004年退団。名古屋、東京、長野においてリサイタルを開催。NHK-FM放送出演。これまでにTAE弦楽四重奏団を主宰し定期演奏会は6回を数え、またアメリカでは弦楽三重奏団を組んで演奏会を行う。ギターデュオ、ピアノトリオなど他室内楽の活動は幅広く、数多くの演奏会を行っている。現在も室内楽を中心に活動を続けながら、後進の指導も積極的に行っている。

能『野宮』 地謡 久田観鷗

シテ方観世流能楽師・久田秀雄の次男。父、久田秀雄、上田照也氏、及び浦田保利師に師事。独立後中部・関西を中心に舞台活動をする。
重要無形文化財(総合指定)保持者

能『野宮』 シテ 梅若紀佳

能の家として700年近い歴史を持つ梅若万三郎家に生まれる。祖父・三世 梅若万三郎、父・梅若紀長に師事。

舞踊『桐壺』 市川櫻香

伝統芸能の家に生まれる。祖母豊後半寿、人間国宝藤間藤子師・蘭景師・蘭黄師に師事。12代目市川團十郎師より市川姓を許される。
むすめ歌舞伎創立・代表。

舞踊『桐壺』 花柳京平

5歳より花柳京師に師事。
ジャパンフェスティバル(シドニー・オペラハウス、ニューヨーク・カーネギーホール)に出演。

朗読『桐壺』 むすめかぶき

市川阿朱花 / 柴川菜月

講師 山本壯太

昭和19年愛媛県生まれ。昭和42年、京都大学文学部哲学科を卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。NHK京都放送局長、株式会社 NHK文化センター・取締役大阪総支社長などを経て、「源氏物語千年紀委員会」、「古典の日推進委員会」及び「琳派 400 年記念祭委員会」事務局のゼネラルプロデューサを歴任。長年にわたり、古典の魅力発信を通じた京都の文化芸術振興に貢献。令和4年「地域文化功労者文化科学大臣賞表彰」、「京都府『夢実現プラン』推進特別賞」、「京都市文化芸術有効賞」受賞。

高橋 亨

日本中古文学研究者。名古屋大学名誉教授。平安朝物語文芸を中心とした文学の諸問題を、おもに表現論的な方法によって研究している。主要なテーマは、源氏物語論、初期物語表現史論、語りとテクスト理論、芸術論と文学。1982年インディアナ大学で世界初「源氏物語」国際研究会に参加を契機に日本の古典文学「源氏物語」の研究活動を続け、国際的な多くの人材を送り出している。